わらじもて  雅楽伝えし 自牽翁
 去る4月27日 長崎県北松浦郡佐々町より総勢16名の神田雅楽会御一行が来寺されました。
 先月号でも紹介しましたが、法泉寺の前身である法徳庵主、桃谷自牽師が、西ン岳を越え、柚木を経てまた山を越え、佐々まで、わらじ履きで、雅楽を伝えに行かれたのでした。




その甲斐あって、今日佐々町の伝統文化保存の一環として神田雅楽会の発展を見るのです。そのようないきさつから、今回の御礼奉納雅楽演奏となったのです。
 大瀬会長を始め、正福寺ご住職、坊守さま、佐々町教育委員会教育長もお見えになり、楽器の準備、衣装替えの後「越天楽」の演奏が厳かに始まりました。
 正福寺ご住職、浄真寺ご住職、小職が入堂し、一緒に讃仏偈のおつとめをし、「抜頭」で退出。
その後、練習中という「君が代」が演奏されました。
 土曜学校のこどもたち10人で「ほおんこさん」を演奏した後、もう1度「越天楽」「抜頭」がかなでられ、大瀬七郎氏が今回の奉納雅楽のいきさつを話され、大瀬忠助会長のあいさつ、佐藤健次佐々町教育長の言葉と続き、自牽師の墓参りの後、交流懇親の宴とあいなりました。 
神田雅楽会の皆さんも、法泉寺門信
徒もともに喜び合いました。
神田雅楽会よりいただい
た鉦鼓【左】と鞨鼓【上】
が  が く つ た
じ  け ん お う
法泉寺本堂での演奏
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