ももちゃんの西有田史跡探訪マップへ
原明番所跡その@
・原明番所跡
チャイナオンザパーク
ずうめき墓地
六地蔵
至:有田
R202
至:伊万里
R35
至:佐世保
伊万里口
 ちなみに「皿山代官旧記覚書」に記されている窯場の名称
内山:泉山、白川山、中樽山、大樽山、上幸平山、稗古場山、岩谷川内山
外山:外尾山、黒牟田山、応法山、広瀬山、南川原山
大外山:大川内山、一の瀬山、桃川山、志田山、嬉野山、筒江山(山内)、吉田山
 国道35号線と原明の本谷川が交差する山川橋の東側に、史跡後を示す標柱が立っています。10年ほど前まで永岩石屋さんの仕事場だった所で、現在、遺構はありませんが、有田〜伊万里街道(下ッ道)から早岐方面へ向かう街道上で、平戸藩との藩境へ約200メートルの場所であることを考えると、有田皿山代官所の出先機関としての見張り場所には一番適当なところではなかったかと推察できます。主に焼物関係の見張り所だったようで、「皿山代官旧記覚書」には、明和元年(1764)11月21日午前2時ごろ、抜け道を通って陶土を運ぶ二人組を取り逃がした事件のことが記されています。 
 この番所から南を眺めると、幕の頭(まくんとう:鎮西八郎が黒髪山の大蛇を退治する時に幕を張った所)を取り巻くように、窯跡が点在する様が見て取れます。
 有田皿山の内山、外山から西へ続く登り窯あとのベルト地帯が見渡せます。
南川原山、原明古窯跡、そして、県境にある国指定の葭の本窯跡、木原山古窯、三川内へ続くのです。
波佐見
三川内
木原
原明古窯跡
南川原山
幕の頭
南山
幕の頭山を取り巻く窯の場所
葭の本窯跡
平戸藩領
鍋島藩領
原明番所跡
国道35号線沿い、永岩三夫さん宅倉庫の東側にある
借景の山が、幕の頭。その麓に原明古窯跡。