神社本殿の左側に聖徳太子の立像がある。
神社に聖徳太子の像があるのは、どういう意味があるのか疑問だった。
 しかも、像の前の線香たてには、法泉寺前々住、桃谷法隆師や唯証寺前々住、森山領海師の名前が刻んである。(*)
 聖徳太子は、仏教を日本に根ずかせて下さった和国の教主として、浄土真宗の各寺院では、右の余間に掛け軸、または、安置されている。
 また、イエスキリストとも共通している、馬宿での生誕、父親が大工であったことなど、興味ある人物ではある。 そのことと関係があるかどうかは疑問だが、大工さんたちは、毎年2回、2月22日と8月22日に「太子講」という寄り合いを持っておられる。
 大木の諸隈正義氏によると、曲川神社だけでなく、大木神社にも昔はあったそうで、現在は、龍泉寺の地蔵さんたちと同じところに、二体祀ってあるとの事。また、山田神社の本殿の左側に六角堂があり、その中に、聖徳太子像があるとの事。
 これを聞いて、2つの課題が浮かんできた。
1つ・・・どこの神社にもあるか?
2つ・・・大工さんがなぜ、太子講を営むか?
事あるごとに、古老、大工さんたちにたずねてみようと思う。 
(*)石碑の前の刻銘
桃谷法隆
森山領海
岩崎清八
松尾喜次郎
林 富太郎
金武宮三
曲川神社の聖徳太子立像
ももちゃんの
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一千三百年記念
聖徳太子
大正九年九月建之
発起人
拾三円
久保田力松
(台座の刻字)