お正月の三が日、駅伝を見ました。
元日は実業団、2日と3日は、大学駅伝、自分だけでなく、チームのために、全力で、走りぬく姿に、たくさんのことを学び、感動しました。
 つないでいく襷には、それぞれのチームのそれぞれの思いがいっぱい込められています。それを何人ものランナーが、力を振り絞って、つないでいくのです。
 1月12日の御正忌子ども報恩講で、子どもたちに襷の話をしました。親鸞さままで届けられたお念仏の教えは、七高僧様をはじめ、名もない伝道者が、時と場所を越えてつないでくださった「なもあみだぶつ」の襷であること。 駅伝で走る時に、いくつもの壁があるように、み教えが伝わってきた歴史にも、いくつもの壁があり、その壁を乗り越えて、運ばれてきた「なもあみだぶつ」の襷。
 親鸞さまに届けられた「なもあみだぶつ」の襷が、また、800年の歳月を越えて、僕たちの所に届けられたのです。
 七高僧様の絵本(表紙)を見せながら、模型の襷を動かしながら、お話をしました。
 インドの龍樹菩薩(150∼250)天親菩薩(300∼400)
中国の曇鸞大師(476∼542)道綽禅師(562∼645)善導大師(613∼681)日本の源信僧都(942∼1017)源空上人(1133∼1212)
の7人の方々の功績がわかるように、お勤めは、「しんじんのうた」の後半を子どもたちと一緒にお勤めし、親鸞さまの750回忌につくられた「宗祖讃仰音楽法要」を子どもたちの雅楽の演奏で、お勤めしました。
 その様子の一部を、ユーチューブ「桃谷法信いのちの歌」と、フェイスブックにアップしていますので、覗いてみてください。
 今年の子ども報恩講には、新加入が3人、OGOBが5人も加わり、総勢16名で演奏しました。
 お勤めの前に、①越天楽今風。②さくら。③祇園楽。
④遠き山に日は落ちて。⑤ほおんこさん。の定番5曲を披露しました。いつになく、重厚な演奏ができました。

 私たちも「お念仏」の襷をつないで行きましょう。



      


御正忌の準備、お詣り、後片付け
       ありがとうございました。

 1月8日、総勢30名で、お磨き、お掃除、餅つき、お華束づくりなど、御正忌の準備をしていただきました。法泉寺独特の4色デザインお華束が、出来ました。10日から13日までの御正忌にお供えし、14日の朝にお華束を解いて、ご門徒の方々へ配りました。遠方の方へは、届けれれなくて、申し訳ありません。
 御正忌のお勤めは、例年通り、朝6時からの御晨朝勤行、御伝鈔拝読、夜7時30分からの夜のお座、コロナ禍の中、たくさんのご参詣、ありがとうございました。


ご本尊前のお華束 もち米を蒸し上げる  串にさす

    


「地域の古いもの㉖  原明登り窯跡原明

 国道35号線の原明交差点のセブンイレブンからJRのガード下をくぐり、幕の頭から南山へ向かう路を行くと、ずうめきの墓地があります。そこを通り過ぎて、1キロほど山道を登ると、左側に二つの登り窯の跡があります。道路を挟んで案内板と説明板があり、1630年頃から磁器が焼かれていたということがわかります。保存状態がよく、有田のたくさんの登り窯(66カ所)の中では斜面の角度が一番大きく、約23度になっています。ほとんどが傾斜角17度ぐらいの登り窯の中では、突出しています。
 竜門の陶石が使われていたようですが、泉山や天草の陶石のような白い色は出せなかったようです。
 
 この窯跡は、日本で初めて磁器が焼かれた所として、国の史跡に指定されています。1600年頃から陶器が焼かれ、その後、竜門や泉山の陶石で磁器が焼かれた所で、1637年まで続きました。
 その後、佐賀藩の焼物統制によって、有田内山地区に限定されたため、廃窯となりました。



●2月行事予定(住職動静)

2日 総区長会、10区区長連絡会
4日 町功労者表彰式 14時~
6日 武雄梅野地区春法会 出講
923日 伊万里栄町 歌う会


13日 むりょうじゅ会 夜7時30分~
   ( 初御講のお斎は、中止します
。)
27日 社協功労者表彰式 ゆいたん 10時


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一口法話    2022.2 桃谷法信

襷(たすき)リレー