一口法話

          御正忌報恩講

 今年の御正忌の準備は、1月6日にありました。
初めて、参加される方も数名おられ、お磨きと餅つき、お華束づくり、内陣の荘厳など、30数名でにぎやかに行われました。
私は、お葬式がはいって、新年会には出席できなかったのですが、たくさんのご門徒さんのおかげで、立派なお荘厳ができま                  した。


 朝6時からお正信偈をお勤めし、御伝鈔を2段ずつ拝読しました。夜は、7時半からお正信偈の行譜をあげ、親鸞様のご苦労についての法話をしました。
 12日は、子ども報恩講でした。風ひきやインフルエンザで、11名しか集まりませんでしたが、大人の加勢を受けずに演奏し、宗祖讃仰音楽法要の伴奏も立派にやり遂げることができました。
 年に一度の御正忌報恩講、浄土真宗独特の大切なこのご法事が、700年以上の伝統を受け継いで、行われていることは、親鸞聖人のご遺徳がいかに優れ、覚如上人や蓮如上人をはじめ、本願寺を支えている全国の門信徒の力によるものです。
 お金でも、ものでも、健康でもなく、長生きでもなく、畢竟、心のよりどころとなるお念仏を喜ぶたくさんのご門徒様方の御懇念のたまものです。
 ただ、年々お朝事のお参りが少なくなってきました。お精進もなかなかできにくい時代になりました。他寺では、期間を短くしたり、時期をずらしたりされているところもありますが、法泉寺では、このまま続けていこうと思っています。







 





















































 上記は、佐賀新聞1月17日の記事です。佐賀新聞有田支局の古賀真理子記者が見えて、取材してくださいました。この日は、上本村雅楽の創始者、桃谷自牽ひいおじいさんの命日です。不思議なご縁を感じました。
 *曲目は、1、越天楽今風。2、さくら。3、祇園楽(オリジナル)。4、遠き山に陽は落ちて。
  5、恩徳讃。6、ほおんこさん(半オリジナル)。の6曲です。













仏教的に食を味わう㉑ おてんとさまの力

 100才になる近所の岩崎キサさんは、白菜を1枚1枚はいで、お天道様に干してから、漬物にしたり、料理をされていました。「こがんすっぎ、甘うなっとバイ。」
 甘くなるだけではなく、ビタミンDやKが、太陽の力で、ぐんと増える、経験からそのことをご存じだったのでしょう。
 シイタケなども、干しシイタケにすると、紫外線の力でエルゴステロールがビタミンDに変化し、骨を成形する成分が格段にアップします。市販の干しシイタケは、乾燥機で作られたものが多いので、乾燥シイタケも一度、天日干しにしてから戻した方がいいと思います。おてんとうさまの力を借りて、食事を楽しみましょう。それが、最高のご馳走です。

2月の行事予定(住職動静) 

1日 有田中部小学校図書室コンサート
   筒井孝司さんの碗琴とオカリナと歌
   桃谷法信の歌とギター
  有田中部小児童による笹井宏之さんの短歌朗読

9日 伊万里栄町歌う会

10日 武雄市 武内地区 春法会 出講 13時と19時

13日 初御講…2月のむりょうじゅ会は初御講です。18時~

  18時から女性部が作ってくださる精進料理。
    
懐かしい白和えや掛け合い、ばた卸の味噌汁   
      などのご接待です。

  19時からお勤め。
   
法要後、笹井宏之没後十年記念コンサート
    父、筒井孝司さんの碗琴、オカリナ、歌 住職のギターと歌のコンサート


14日 原明お講 吉永三紀夫さん宅です。19時~

16日 武雄市京都屋 碗琴とオカリナとギターの夕べ
   筒井孝司さんとライブ 

23日 伊万里市栄町歌う会
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2019.1 桃谷法信



 




赤、白、黄、緑の4色のおごうさんを串に刺し。ひし形模様やV字模様などのお華束を作り、丸い木型にまいて、お供えします。この色付きお華束は 20年ぐらい前から、前総代の岩崎勝美さんが始められ、毎年デザインが変わっていましたが、現在は、同じ模様に落ち着いています。10日から13日の大逮夜までお供えし、14日の朝、崩して、ご門徒1軒1軒に配ります。