(前文省力)
京都の嵯峨に住む染織家志村ふくみさんの仕事場で話していたおり、志村さんがなんとも美しい桜色に染まった糸で織った着物を見せてくれた。そのピンクは淡いようでいて、しかも燃えるような強さを内に秘め、はなやかで、しかも深く落ち着いている色だった。その美しさは目と心を吸い込むように感じられた。
「この色は何から取り出したんですか」「桜からです」
と志村さんは答えた。素人の気安さで、私はすぐに桜の花びらを煮詰めて色を取り出したものだろうと思った。実際はこれは桜の皮から取り出した色なのだった。あの黒っぽいごつごつした桜の皮からこの美しいピンクの色が取れるのだという。志村さんは続いてこう教えてくれた。この桜色は一年中どの季節でもとれるわけではない。桜の花が咲く直前のころ、山の桜の皮をもらってきて染めると、こんな上気したような、えもいわれぬ色が取り出せるのだ、と。
私はその話を聞いて、体が一瞬ゆらぐような不思議な感じにおそわれた。春先、間もなく花となって咲き出でようとしている桜の木が、花びらだけでなく、木全体で懸命になって最上のピンクの色になろうとしている姿が、私の脳裡にゆらめいたからである。花びらのピンクは幹のピンクであり、樹皮のピンクであり、樹液のピンクであった。桜は全身で春のピンクに色づいていて、花びらはいわばそれらのピンクが、ほんの先端だけ姿を出したものにすぎなかった。
考えてみればこれはまさにそのとおりで、木全体の一刻も休むことのない活動の精髄が、春という時節に桜の花びらという一つの現象になるにすぎないのだった。しかし、われわれの限られた視野の中では、桜の花びらに現れ出たピンクしか見えない。たまたま志村さんのような人がそれを樹木全身の色として見せてくれると、はっと驚く。(以下略)
引用が長くなりましたが、目に見えたり、聞こえたり感じたりできるのは、ほんの一部にすぎないということです。冥加の大きな働きに手を合わせ、御恩報謝、御恩報尽のお念仏申す生活をいたしましょう。
●甲子園に行ってきました。
帽子とメガホンとタオルとジャンパーの応援グッズをもらって、待っていたら、塚部伊万里市長や古賀商工会議所会頭(同級生)も駆けつけられました。
伊万里高校初出場で、盛り上がり、声援と校歌を歌うために3塁側のアルプス壁へ、隣の席は、高野連役員で石川県の高校野球の監督すべてが教え子だという岡本君がいました。岡本君は、伊万里高校の名セカンドで、体形は高校時代そのまま。
3塁コーチャーは、すぐ近所の岩崎秀真君、8回9回の得点時には、大きな声がスタンドまで届きました。1塁側の大阪桐蔭応援席から「がんばれ伊万里」のエールもいただきましたが、残念ながら2-14で負けてしまいました。野球部の部長は、娘の担任だった草津先生、40年前に同僚だった草津先生の息子さんでした。試合後は、梅田白楽天で25名参加の同総会、伊高野球部の健闘を讃えて乾杯し、旧交を懐かしみました。
◎4月行事予定 ● 8日 曲川神社さくら祭り 法泉寺子ども雅楽 出演 ●13日 むりょうじゅ会例会 夜7時半〜 ●14日 原明お講 力武愛子様方 夜7時〜 ●27日 大坪町老人会 栄町歌う会出演(伴奏) ●27日 有田町外尾町高齢者サロン ●29日 南家先祖一統 追悼法要 10時〜 |
★仏教的に食を味わうJ 春野菜 (ブロッコリー・キャベツ、タマネギ、アスパラガス、菜の花など) 木の芽が一斉に噴き出す春。野菜も眠っていた細胞を目覚めさせ、体に息吹を吹き込んでくれます。春野菜の新芽は、冬場のビタミンやミネラル不足を一気に解決してくれます。特に芽の先端には、ミネラルがいっぱい。春先に旬となる木の芽やタケノコをたくさん食べると、知内にたっぷりミネラルを送り込んで、血液や気の循環を良くし、毒素を体外に出して生命力があふれてきます。春野菜をいっぱい食べて、元気の素を補充しましょう。 |