言葉を味わう D 水想(すいそう) 6月は、梅雨の季節、紫陽花や半夏生、庭石など、雨に濡れて輝きを増していく景色は、まさに6月ならではの風情です。 お寺のまわりの田んぼは、みんな田植えが終わりました。夏至の11日めを半夏生(はんげしょう)というのだそうですが、田植えが終わることを示す72候の一つだそうです。 先日、鹿児島でお葬式を済まされた方の遷座納骨法要をしました。 法名は、「釋水想」と名付けられていました、法要の法話は、名付けられた「水想」という言葉の出典について、お話しさせていただきました。 観無量寿経の浄土を観想する方法の第2に、水想観という観法が示されています。水の清らかで澄み切ったさまを思い、氷になることを思い、瑠璃となり、すべてのいのちを生かしている大地(浄土)を思うことと説かれています。またその変幻自在のありようは、器に従い、形を変え、蒸気や氷にもなりますが、その本質は何ら変わることの無いH2Oなのです。自由自在の救いという阿弥陀如来のはたらきをも示されているのです。 |
日 | 地区 |
12土 | ご希望の方 |
13日 | 初盆、上本、有田方面、舞原、大山方面 |
14月 | 原明、下本、楠木原 |
15火 | 黒川、北の川内 |